interview

2016年12月16日

仕事のすヽめ

仕事も趣味も全力でやりきるための仕事

座右の銘から、それぞれの仕事のスタイルを探る『仕事のすヽめ』シリーズ。

今回は、株式会社VOYAGE GROUP・江頭令子にお話をお伺いし、すべてに全力投球できる江頭さんの時間管理術と原動力を探りました。

※この記事は、2016年10月発行『Grand Style』の記事を一部編集したものです。

株式会社VOYAGE GROUP広報・IR室長

株式会社ゼノシス 取締役

江頭 令子

 

【座右の名】

習うより慣れろ

継続は力なり

情熱

 

「IT業界も、広報という職種も、移り変わりが激しい世界です。私のように1つの会社で長く働く人はレアかもしれません」

株式会社VOYAGE GROUP広報・IR室 室長の江頭令子さんの勤続年数は、内定後のインターンから数えて既に10年になります。入社当時から広報として活躍しており、現在はグループ会社を含む14社の広報業務を1人で切り盛りしていています。それだけでも舌を巻く忙しさに違いないはずですが、昨年、子会社である株式会社ゼノシスの取締役という肩書きがさらに増えました。

これほどの業務をこなしていたら、毎日が仕事漬けになってしまうのでは…? しかし、それで終わらないのが、彼女がスーパーウーマンと言われる所以です。

「起床は毎朝、午前4時半頃。起きたら、まず朝食を作ります。料理は、ライフワークであると同時に、自分を表現できる手段の1つで日々の大きな楽しみです。
その後、ハマっているフィールサイクルで汗を流してから会社へ行きます。会議や外出に追われない早朝は、1日の中でも貴重な時間。プレスリリースの作成や資料の読み込みなどにあて、デスクワークを就業時間外に持ち越さないようにしています。
終業後は、会食も多いため帰宅はだいたい深夜に。睡眠時間は3時間ほどですが、ショートスリーパーなのか、意外と平気で…(笑)。むしろ、やりたいことができないことの方がストレスになるので、好きなことのために睡眠を削ることは厭わないんです」

 

−毎日を超人並みにアクティブに過ごす江頭さんは、何ごとも”好き”が最大のモチベーションになっているそうです。

子どもの頃は、勉強以外にもピアノ・声楽・ヴァイオリン・絵画・体操など、さまざまな習いごとをしていました。母親が、『何に才能を発揮するかわからないから』と、いろいろな経験をさせてくれました。なかには『やらされている』と感じるものもありましたが、中途半端は嫌だったので、どれも自分が納得のいくところまではやりきりましたね。おかげで、創作や創造を通し、自分の持つパッションを表現することが好きになりました。『好き』を、とにかく突き詰める。仕事にしろ、プライベートにしろ、そこが私の源なのかもしれません。

 

−人並み外れたパワーを持つ江頭さんは、いつからIT業界に興味を持つようになったのでしょうか?

実は、就活当初は大手を希望していたんです。ところが、たまたま参加したIT企業の説明会が印象的で、以降IT業界に目を向けるようになりました。なかでも、ECナビ(現・VOYAGE GROUP)は、相手の人生に向き合ったアドバイスや言葉をくれる方が多く、その親身さが入社の決め手になりました。そして、希望通りの広報職につき、インターンからキャリアがスタート。しかし、入社後まもなく先輩が休職し、そこからは自力で広報スキルを習得しなければならない状況になりました。専門書を開いたり、勉強会に出たり、他社の広報の方を訪ねたりしては、実践の繰り返し…。まさに、『習うより慣れよ』のスタンスです。

−江頭さんの広報スキルはこうして培われ、さらに昨年からは、子会社・株式会社ゼノシスの取締役として新規事業立ち上げにも携わることに。広報と取締役という一見異なる立場は、それぞれはどのように作用しているのでしょうか?

初めて事業の立ち上げを経験し、本当の意味で当事者意識を持てるようになりました。事業を育てる側は思い入れも強い。私も、自社商品のHPができただけで、ついプレスリリースを出したくなる衝動に駆られました(笑)。そんな気持ちを経験できたことは大きいです。ただ、思い入れだけでは、適切な広報活動はできません。そこは、広報の視点を持つもう1人の自分が冷静な判断をしています。このバランス感覚を身につけられたことは、仕事をする上でとても役立っています。

 

−情熱と冷静さを持ち合わせながら、着実にキャリアを積み重ねる江頭さんも、これまで悩み迷いが尽きなかったそうです。

もちろん、10年の間『もし、違う道を歩んでいたら』と考える瞬間もありました。でも、突き詰めるといつも、VOYAGE GROUPが好きで、一緒に働く仲間や代表の宇佐美が好きだというところに辿り着くんす。1つの企業に情熱を注げるこの環境は何にも代えがたい。また、14社の子会社の広報を担う中で、各社のステージに合わせた広報のフェーズを経験できることにも、広報パーソンとして幸せに感じています。

 

−“好き”をモチベーションに突き詰め続ける江頭さんに、「好き」を見つけるコツを伺いました。

自分が何にのめり込めるかは、やってみないとわかりません。どんなことも『とりあえずやってみる』気持ちは大切だと思います。合う合わないは、その後に考えればいい。さらに、情報発信や情報収集などの高いアンテナが人との出会いや、新たなライフワークを見つけるきっかけにもなります。これらの先に、きっと、情熱を注げる愛おしい出会いが待っていると思います。

取材・文香川 妙美

1980年、山口県出身。音楽業界での就業を経て、2005年より自動車関連企業で広報に従事。2013年、フリーランスに転身。カフェガイドの企画・執筆を振り出しに、現在までライターとして活動。学習情報メディア、広告系メディア等で執筆するほか、BtoBライターとして各種制作物を手掛ける。スタートアップを対象に広報コンサルタントとしても活動中。